上田市,シュタイナー保育,こどもの園
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こどもの園
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「乳幼児教育について」のご説明

2016/07/09

2016710

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kodomonosono

子どもの園、関係者の皆様

 日頃から、大変お世話になっております。今回は、「乳幼児教育について」のお便りをお届けいたします。

 201679日、上田市中央公民館で行われた、社会学者・古市憲寿さんの講演会を聴きに行った。「保育園義務教育化」の著者だけあって、乳幼児教育に関する考え方は、すべてにおいて共感できた素晴らしい内容だった。保育士の経験はないはずなのに、よくこれほど、的確に子どもの教育問題をとらえているなーーと驚かされた。上田市の皆様(特に園長さん)にも、ぜひ知っておいて頂きたい内容だったので、ここにまとめて、こどもの園の関係者の皆さんにもお伝えしたいと思います。その内容は、こどもの園の教育内容とまったく同じであることから、その内容は、なじみの深い方もいらっしゃるとは思いますが・・・


 古市さんは、こどもの学力が相当高い北欧へ、視察に行かれたそうです。北欧は、乳幼児教育の重要性をよく理解していて、税金をかなりつぎ込んでいます。なので、乳幼児教育は、日本と違ってかなり充実しているとのこと。必然的に子ども達の学力も高いのです。世界で一番学力が高い国は、フィンランドですが、フィンランドの学校にはテストは、ありません。受験戦争や、テストが、いかに無駄か、証明されていますね。また、保育園から大学まで、無料で、勉強に遅れのある子ども達に関しての補習も、無料。教師の質も、非常に高く、子ども達の成りたい職業ナンバー1なんだとか。生徒が、教師を尊敬していることは、なにより重要です。北欧の国は、子どもの発達をよく理解していて、乳幼児期にしか育めない「生きる力」を与える教育を実践しているのです。

1人の保育士がみる子どもの人数は、0歳から2歳で、4人。3歳以上で、4人から7人。日本とくらべて、3歳以上が異常に少ないことが、わかりますよね。それ以上の人数は、一人一人の子どもの意見を聞き取れず、子どもの意見は、すべて無視された一斉教育となり、子どもの個性はつぶされることが、教育先進国の北欧では、常識となっているのです。

 「生きる力」(=自制心・耐える力・生活を計画する力・コミュニケーション能力等)

は、乳幼児期にしか育めない。学力は、その後からで、十分なのです。

 一斉教育では、自分の考えを表現できない指示待ち人間しか作れない。いい保育園で過ごした子どもの追跡調査の結果、大人になって年収が高いという調査結果も出てるそうです。

幸福な生活とは、人生の中で、自分の居場所があることであり、自分の出番があること。これは、コミュニケーション能力により、実現できる。この能力は、乳幼児期にしか作れないのです。保育園は、人生の基礎作りとして、重要な任務を背負っている。

 子どものしたいことを保証する保育園しか、子どもの能力を伸ばせないことは、北欧が証明済みでした。日本のいろいろな園長がいくら、能書きを並べても、事実にはかないません。

 私は、本当に子ども達の能力を伸ばせる園を誕生させることができました。このことには、感謝ですが、少人数でなければ、子どもは伸びないという事実を多くの皆さんに知っていただけたら・・・と思い、古市さんのお話を中心にまとめさせていただきました。

 大人にも、素晴らしい時間を与えてくれる、日々こどもの園に通って来てくれる子ども達にも心から、感謝です。ありがとうございます。


お忙しいところ、お読みくださって、ありがとうございました。

また、ご意見・ご感想などあれば、お寄せ下さい。



                  こどもの園 園長  田口 操